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アレルギー外来
水曜日の16時30分からは完全予約制のアレルギー外来を設けています。小児の方だけではなく大人の方もご予約・受診していただけます。これまではっきりと診断されたわけではないけど、実際はどうなんだろう、という方もおられると思います。当院では正確な診断につながるよう食物アレルギーに関してはコンポーネント検査なども行っています。単に血液検査の結果だけをみて判断するのではなくこれまでの経過と合わせて総合的に診断いたします。
小児のアレルギー疾患は年を経ると共にその表現型をかえてきます。乳児期のなかなか治らない湿疹からアトピー性皮膚炎と診断、その後食物アレルギーや、気管支喘息を合併するというのはよくみられるパターンです。ですが近年、アレルギー疾患発症の入り口である肌炎症を早期に治療してあげることで、その後の食物アレルギーを予防できることが分かってきました。 このお肌の湿疹は治療すべき?離乳食の進め方は?など実際育児をされている中で、気になることもたくさん出てくると思います。当クリニックでは、外用剤の塗り方、食事の進め方など、おうちに帰っても実際お母さんが困らないように丁寧な説明を行っています。
スキンケア指導、ステロイド剤や保湿剤を用いて皮膚炎の改善、痒みのない(少ない)状態を目指します。アトピー性皮膚炎は数カ月で完全治癒するものではなくやや長いお付き合いとなりますので、お子さんご本人とお母さん・お父さんにも塗り方の指導を行います。投げやりにならず、そしてだれか一人に任せるのではなく、みんなで一緒に治療していくことがこの疾患とうまく付き合っていくコツです。
一口に食物アレルギーといっても乳児期―小児期―成人ではその原因食材、病態も大きく異なります。乳児期に発症した食物アレルギーは治りやすいものの、摂取方法によってはきついアレルギー症状を起こしてしまうことがあります。そういったことがこらないように、当クリニックではエビデンスに基づいた摂取方法を説明しています。また小児期、成人にみられる食物アレルギーは、乳児期のものに比べると治りにくく、その対応も厳格になります。最近では花粉症に合併した食物アレルギーも多くなってきました。当クリニックでは詳細な問診を行い、IgEにとらわれないアレルギー診断を行っていますが、中にはコンポーネント検査※が有用なアレルギーもあり、それらを合わせてより精度の高い診断を行っています。 ※コンポーネントとは? ある物質(ピーナッツやくるみなど)の一部。その一部分のIgEを検査することで、より精度の高い診断をすることができます
アナフィラキシーショックの既往のある方、もともと基礎疾患に喘息があるハイリスクの方にはエピペンを処方しています。エピペンは処方して終わりではなく、打たないといけない時に正しく使わなければならない薬剤です。当院では使用するタイミング、打ち方など丁寧に説明しています。アレルギー疾患をお持ちの方の不安を軽減し、この疾患を乗り切れるよう努めています。
近年の環境変化に伴い(昔に比べ衛生状態がよくなりました)、気管支喘息の発症年齢は低年齢化し、その多くは乳児~若年小児期に発症すると言われています。特に乳児の場合は、まだ呼吸苦などの訴えができないこともあり診断が遅れがちです。学童期の小児喘息治療をするのはもちろんですが、乳児期の長引く咳、せき込み嘔吐などでお困りの方はぜひ受診してください。
アレルギー性鼻炎などの根治治療として、舌下免疫療法というものがあります。べろの下にお薬をおいて1分後にごっくん、それを毎日、数年間継続することで過敏性を減少させるという比較的新しい治療法です。現在日本では、ダニ(ミティキュア)とスギ(シダキュア)の2種類があります。少々めんどくさい点もありますが、アレルギー体質の根治が期待できる治療法です。実際やり始めると、思ってたほどめんどうじゃなかった、というお声をよく聞きます。毎日継続のお薬ですが、もちろん毎日の受診が必要なわけではなく、最初の1回目2回目の受診は1週間あけて(1週間で量がアップします)、その後症状が安定すれば数カ月と受診間隔をあけることができます。大人と比べて小児は通院しやすこともあり、私個人的には小児期に始めてあげるのがよいと考えています。個人差はありますが、シダキュアに関しては次シーズンには症状が軽減している方が多く、効果が分かりやすいです。将来パイロット・運転手になりたい(抗アレルギー剤の内服で眠気が出たら絶対だめな職業)、現治療(抗アレルギー剤の内服、ステロイド点鼻など)では症状の改善が難しい方はぜひご相談ください。